展覧会

特別展

春季特別展 『民藝運動の作家達~芹沢銈介を中心として~』

『民藝運動の作家達~芹沢銈介を中心として~』
2011年3月13日(日)~7月18日(月・祝)

助成・日本万国博覧会記念機構

春季特別展では、染色家芹沢銈介(1895-1984)の作品を中心に、民藝作家達の作品を展示します。

大正時代末から昭和初期にかけて、柳宗悦や陶芸家濱田庄司、河井寬次郎らによって、民衆が伝統的に使ってきた日常の雑器に美が見出され、民藝と名付けられました。熟練した職人による堅実な造形や、無心の仕事から生み出される健康な美が柳らによって説かれ、同時代 の造形作家達にも多大な影響を与えました。

静岡市出身の芹沢は、昭和2年(1927)に発表された柳の論文「工藝の道」に感銘を受け、また沖縄の伝統的な染色である「紅型(びんが た)」に導かれ、独自の型絵染と呼ばれる世界を確立していきます。昭和31年(1956)には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。

本展では芹沢作品の中から、屏風・着物・のれん・本の装丁など様々なジャンルにわたる型絵染の仕事を中心に、硝子絵や板絵など多種多様な作品を、他の民藝作家の作品とともに展示します。

美の結晶ともいわれる芹沢の模様をごゆっくりお楽しみください。

記念講演会「ニュータウンからスローライフを -民藝の役割について想う-」
河内厚郎氏
・評論家・文化プロデューサー
詳しくはこちら

机辺の和書 二曲屏風登釜文着物絵本 どんきほうて
御滝図暖簾文字入四季文
釈迦十大弟子尊像のうち舎利弗鯛泳ぐ

併設展示

■ 第2展示室 濱田庄司作品
■ 第3展示室 伊万里 そば猪口
■ 第4展示室 古民藝

PAGE TOP