展覧会

特別展:2020年

秋季特別展 秋季特別展 大阪万博50周年記念「民藝の軌跡-ポストEXPO’70の作家達-」

秋季特別展 大阪万博50周年記念「民藝の軌跡  ―ポストEXPO’70の作家達―」

会期:2020年9月5日(土)~12月13日(日) 
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:水曜日

 大阪日本民芸館は、一九七〇年のEXPO’70において、関西財界有志と東京・駒場の日本民藝館が出展したパビリオン「日本民藝館」を前身として一九七二年に開館しました。
 パビリオン「日本民藝館」では、民藝運動の創始者である柳宗悦(一八八九-一九六一)が蒐集した江戸期の工芸品、当時の地方の手仕事、そして運動に関わっていた作家達の作品が展示され、「民藝」の発見から一九七〇年に至るまでの民藝運動の展開が優れた作品を通して披露されました。なかでも、第二展示室、第三・四展示室では当時の職人や作家達が新作を出品し、民藝運動は古作品の顕彰にのみ留まるものではなく、民藝の美を糧に、新たな制作を目指す活動であることが表現されたのです。
 大阪日本民芸館はパビリオン「日本民藝館」の意志を引き継ぎ、開館当初より新作の紹介を重視してきました。主には日本民藝館展や国展といった公募展の入選作を中心に、現在も活躍を続ける作家達の若き日の作品を収蔵しています。
 本展では、大阪日本民芸館の収蔵品より、EXPO’70終了後から現在にかけて制作された新しい世代の作家達の作品を中心に、濱田庄司(一八九四-一九七八)、芹沢銈介(一八九五-一九八四)といった民藝運動草創期を支えた作家達や、武内晴二郎(一九二一-七九)、沖塩明樹(一九二九-二〇〇二)、柚木沙弥郎(一九二二-)など濱田らの薫陶を受けた世代の作品を展示します。一九七〇年代以降、民藝を取り巻く状況や社会全体も大きく変化していく中、美しいものを生み出そうとしてきた民藝運動の軌跡を、作家達による優品の数々からご紹介します。
 また、併設展示では、春季特別展でのパビリオン「日本民藝館」の再現展示をベースとして、一九六〇年代後半に制作された地方の手仕事や作家作品を展示します。
 それぞれの時代で、新たな制作に取り組んできた新作工芸運動としての民藝運動の姿をこの機会にぜひご覧ください。


〈併設展示〉
第2展示室  EXPO’70と民藝運動Ⅰ―日本の工芸―
第3・4展示室 EXPO’70と民藝運動Ⅱ―濱田庄司の大鉢を中心に―

《関連イベント》
関連イベントにつきましては、新型コロナウィルスの状況を確認しつつ、随時当館ホームページでご案内いたします。

◇ギャラリートーク(学芸員による展示解説)◇
  
10月18日(日)、24日(土)、11月7日(土)、22日(日)
12月12日(土)

各回:14:00~14:30  
参加費:無料 (※別途入館料が必要、予約不要)

新型コロナウイルス感染症に関する取り組みとしまして、
入館の際に、マスクの着用・消毒・検温・お名前ご連絡先のご記入をお願いしております。
また観覧およびギャラリートーク中は会話をお控えいただくと共に、他のお客様との距離をとりながらご参加ください。
ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

春季特別展 『大阪万博50周年記念 民藝の力  ―パビリオン「日本民藝館」とEXPO’70―』

春季特別展「大阪万博50周年記念 民藝の力  ―パビリオン「日本民藝館」とEXPO’70―」

会期:令和2年5月21日(木)~7月26日(日) 
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:水曜日

 2020年は、大阪万博開催から50年の節目の年です。これを記念して当館では、万博当時のパビリオン「日本民藝館」の展示を全館挙げて再現します。「民芸ブーム」の時代と振り返られる1970年代、最先端を追い求めた大阪万博に出展されたパビリオン「日本民藝館」には、どんなメッセージが託されたのでしょうか。50年後の今、パビリオン「日本民藝館」を振り返りその熱量を体感することは、民芸の現代的意義を再考する上で一つの材料となる筈です。本展覧会は、1970年当時の再現展示を通して、今現在における民芸が持つ意義について改めて問い直すと共に、民芸運動の50年の軌跡を、当館の代表的な収蔵品から紹介します。
 第一展示室「民藝の原点―日本民藝館の収蔵品から―」では、日本民藝館が収蔵する柳宗悦のコレクション約230点を展示します。東北から九州まで日本各地の多彩な陶磁器や、沖縄の紅型、東北の刺子といった染織品、あるいは木漆工、金工品、絵画などの様々な分野の諸工芸品。または、「木喰五行上人 不動明王像」や民芸運動の出発を宣言した『日本民藝美術館設立趣意書』の表紙を飾った古伊万里の蕎麦猪口など、民芸運動の記念碑的な作品を多数展示します。本展は日本民藝館のコレクションより、選りすぐりの優品をご覧いただける貴重な機会です。民藝運動が見出した美の原点とも言うべき作品を、ぜひお楽しみください。

第1展示室  民藝の原点―日本民藝館の収蔵品から―
第2展示室  日本の手仕事―EXPO’70に向けた蒐集品―
第3・4展示室 民藝運動の展開―作家達の作品を中心に―

《関連イベント》
◇大阪万博50周年記念講演会◇
「民藝の魅力」
 日時:6月10日(水)18:00~19:00(17:40開場)⇒新型コロナウィルスの感染拡大予防のため中止致します。
 講師:深澤直人氏(日本民藝館館長・プロダクトデザイナー)
 会場:大阪市中央公会堂・小会議室(御堂筋線「淀屋橋」下車)
 定員:100名(要予約)
 聴講料:500円

◇記念講演会◇
「民藝運動と柳宗悦の蒐集―パビリオン「日本民藝館」の出展作品を中心に―」⇒新型コロナウィルスの感染拡大予防のため延期致します。日程は後日ホームページにてお知らせ致します。
 日時:4月19日(日)14:00~15:30(13:30開場)
 講師:杉山享司氏(日本民藝館学芸部長)
 会場:国立民族学博物館・第5セミナー室(大阪日本民芸館向かい)
 定員:100名
 聴講料:300円

◇呈茶◇
 担当:川西万里氏 (TE tea and eating)
 日時:4月19日(日) 11:00~16:30 ⇒新型コロナウィルスの感染拡大予防のため中止致します。
 会場:大阪日本民芸館・渡り廊下
 料金:1000円(特別展に合せたお茶とお菓子)※別途入館料が必要、予約不要。

◇記念講演会◇
「食事(ケハレ)と民藝」
 日時:5月24日(日)14:00~15:30(13:30開場)⇒新型コロナウィルスの感染拡大予防のため延期致します。日程は後日ホームページにてお知らせ致します。
 講師:土井善晴氏(料理研究家)
 会場:国立民族学博物館・第5セミナー室(大阪日本民芸館向かい)
 定員:100名(要予約)
 聴講料:300円(別途大阪日本民芸館入館料が必要)

◇呈茶◇
 担当:大阪日本民芸館友の会有志
 日時:5月24日(日) 11:00~16:30 ⇒新型コロナウィルスの感染拡大予防のため中止致します。
 会場:大阪日本民芸館・渡り廊下
 料金:500円(お抹茶とお菓子)※別途入館料が必要、予約不要。

◇みんげいゼミ(少人数制の講座)◇
 「作家が担う民藝運動の時代へ─万博の「日本民藝館」と濱田庄司─」
 講師:濱田琢司氏(関西学院大学文学部教授)
 日時:6月28日(日)14:00~15:30(13:30開場)⇒新型コロナウィルスの感染拡大予防のため延期致します。日程は後日ホームページにてお知らせ致します。
 会場:国立民族学博物館・第3セミナー室(大阪日本民芸館向かい)
 定員:50名(要予約)
 聴講料:300円(別途大阪日本民芸館入館料が必要)

◇はじめての「民藝」「民芸運動とEXPO’70―挑戦としてのパビリオン「日本民藝館」―」◇
 初心者の方に向けて、分かりやすく解説します。
 日時:3月15日(日)14:00~15:30(13:30開場)⇒新型コロナウィルスの感染拡大予防のため
    延期致します。延期後の日程は当ページでお知らせします。

 講師:小野絢子(大阪日本民芸館学芸員)
 会場:大阪日本民芸館・会議室
 定員:20名(要予約)
 聴講料:300円(別途大阪日本民芸館入館料が必要)

◇親子でできるバラ染めワークショップ◇
 日時:3月22日(日)、5月10日(日) 13:30~14:30 ⇒新型コロナウィルスの感染拡大予防のため中止致します。
 料金:ハンカチ1500円 ストール3000円
 ※どちらもコーヒーか紅茶付き
 会場:大阪日本民芸館
 定員:15組(要予約)
 共催:京阪園芸株式会社、自然観察学習館、薪窯PIZZA・CAFE NORTH GARDEN~ノースガーデン~

◇ギャラリートーク(学芸員による展示解説)◇
 新型コロナウィルスの感染拡大予防のため中止致します。
  
 3月8日(日)、21日(土)、4月11日(土)、26日(日)
 5月4日(月・祝)、17日(日)、6月7日(日)、20日(土)
 7月5日(日)、11日(土)
 各回:14:00~14:30  
 参加費:無料 (※別途入館料が必要、予約不要)

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