お知らせ:2018年

2018/12/17
秋季特別展が終了しました。

秋季特別展「民藝のバスケタリー -籠・笊・蓑-」が終了いたしました。当館は2019年3月1日(金)(予定)
まで冬期休館いたします。

2019年3月2日(土)から7月15日(月・祝)まで 春季特別展「自然布―草木で織りなす―」を開催予定です。
自然布は植物の繊維を用いて織りなされる布のことです。一般的に知られている木綿や麻類の他、北海道の
オヒョウや沖縄の芭蕉、あるいは藤、葛、榀など、人々は古くから身の回りにある様々な植物から繊維を取
り出し、糸に紡ぎ、布にしてきました。これらの布には、それぞれの植物ならではの自然の風合いが豊かに
あらわれ、原始的で力強い魅力を放っています。本展では、こうした日本各地の植物繊維を用いて織られた
自然布を紹介します。

Closed temporarily for exhibits installation from Dec 17th,2018 to Mar 1st,2019.
Next exhibition: Shizen-fu (Natural fabrics) -Weaving plant fiber cloth-
Mar 2nd(Sat)-Jul 15th(Mon)

Shizen-fu is the name given to cloth woven from plant fibers as opposed to synthetics
such as nylon. These days, we are familiar with cotton and hemp fabrics.
However people have long been taking fibers out of whatever plants they can find in their
neighborhoods. Ohyo (elm tree) in Hokkaido prefecture, banana tree in Okinawa prefecture,
wisteria, arrowroot, Japanese linden etc have been spun into yarn and woven into cloth
for thousands of years.
The result bears each plant’s unique qualities in its distinctive texture and natural charm.
This exhibition presents Shizen-fu textiles from various parts of Japan.

2018/11/13
日帰り研修旅行「11月25日(日)「須浪亨商店」と倉敷美観地区見学」参加募集のお知らせ

11月4日のイベント「い草の編み組みワークショップ」の講師を担当いただきました、須浪隆貴さんの工房(「須浪亨商店」)と美観地区を見学する日帰り研修旅行を開催いたします。「須浪亨商店」では、製作に使用されている道具などもご覧いただけます。
「須波亨商店」を見学した後、倉敷美観地区へ移動し、倉敷の町並みを楽しみます。江戸時代の建物や蔵などを改装した和風旅館「旅館くらしき」で昼食、倉敷国際ホテルで棟方志功の「大世界の柵」を見学します。その後、倉敷民藝館にて「美しい暮らし-倉敷民藝館優品展」を観覧。特別に学芸員さんにギャラリートークをしていただきます。観覧後、アイビーに覆われた喫茶「エル・グレコ」で喫茶をします。「エル・グレコ」では、民芸運動ゆかりの品が、店内のしつらいに使われています。解散後は民藝店「融(とおる)」でのお買い物や、大原美術館をお楽しみいただきます。

◇当日スケジュール
《9:15       岡山駅「新幹線乗換口」集合》
(「新幹線乗降口」ではありません。ご注意ください。)
10:15~11:30 「須浪亨商店」を見学
12:00~13:00 「旅館くらしき」にて昼食
13:15~13:45 倉敷国際ホテルにて棟方志功「大世界の柵」を見学
14:00~15:00 倉敷民藝館「美しい暮らし-倉敷民藝館優品展」観覧
(学芸員さんのギャラリートークがあります。)
15:15~16:00 「エル・グレコ」で喫茶
解散後、民藝店「融(とおる)」でお買い物
または「大原美術館」見学

◇定員:10名

◇費用:倉敷民藝館入館料(大人700円 高・大生400円 小・中生300円)
交通費(新幹線の場合6,020円/8:04新大阪~8:53岡山 片道約50分)
昼食代(旅館くらしき御前2500円(税別))・喫茶代

◇申し込み締め切り日:11月20日(火)

◇お申込み方法:大阪日本民芸館(06-6877-1971)までお電話にてお申込みください。

◇須浪亨商店
〒710-1102倉敷市茶屋町早沖178

2018/10/26
10月28日(日)のご来館ルートについて

10月28日(日)に大阪・万博記念公園サーキット2018が開催されます。
公園内の通行規制があるため、中央口から当館へのルートは遠回りになります。
当館へは公園東口駅より直接お越しください。

2018/10/01
10月1日(月)臨時休館のお知らせ

10月1日(月)は、台風被害による点検等により臨時休館いたします。
ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。ご了承の程よろしくお願い申し上げます。

2018/09/29
9月30日(日)臨時休館と「バスケタリーの魅力に触れる―ガマで作るコースター―」中止のお知らせ

9月30日(日)は台風24号の接近により、臨時休館といたします。
同日に開催を予定しておりました「バスケタリーの魅力に触れる―ガマで作るコースター―」も、あわせて中止とさせていただきます。
ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんが、ご了承の程よろしくお願い申し上げます。

なお10月1日(月)も台風被害による安全点検等の為、休館となる場合がございます。
当館ホームページにてお知らせいたしますので、ご確認お願い申し上げます。

2018/09/20
「シンポジウム「バスケタリーと人類」」開催のお知らせ

【シンポジウムタイトル】バスケタリーと人類

【開催趣旨】
バスケタリーとは、線状の素材を編んだり組んだりしてものをつくる技術や、その技術によってつくられたものを指します。人類は、食糧獲得や運搬などを目的として、身近にある生態資源をどのように採取、加工してきたのでしょうか。そして、人類がバスケタリーを生み出すことによって、生活や行動はどのように変化したのでしょうか。
大阪日本民芸館における『民藝のバスケタリー――籠・笊・蓑――』展に合わせて、パレオ文化史学では、シンポジウムを開催します。展示場で出会うバスケタリーの美しさは、人類史における人間の叡智がうみだしたものです。先史時代から現代にいたる、世界各地の多様なバスケタリーに造詣の深い三人の話者に、バスケタリーからみえる人類の文化について、存分に語っていただきます。

主催:大阪日本民芸館・新学術領域研究(パレオアジア文化史学)「人類集団の拡散と定着にともなう文化・行動変化の文化人類学的モデル構築(課題番号16H06411、代表:野林厚志)
開催日:2018年11月3日(土・祝)
時間:13時30分〜16時20分
開催場所:国立民族学博物館・第4セミナー室(大阪日本民芸館向かい)
定員:60名(要予約・先着順)
お申し込み先・お問い合わせ先:大阪日本民芸館 TEL:06-6877-1971
聴講料:無料(ただし、大阪日本民芸館入館券が別途必要)

【発表者(発表順)】
関島寿子(かご制作者、多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイル客員教授)
本間一恵(バスケタリーニュース編集人)
上羽陽子(国立民族学博物館准教授)

【コメンテーター】
中谷文美(岡山大学教授)

【司会者】
金谷美和(国立民族学博物館外来研究員)

【プログラム】
13時30分 開会挨拶:野林厚志(国立民族学博物館教授)
13時35分 趣旨説明:金谷美和(国立民族学博物館外来研究員)
13時50分 発表1 関島寿子「組織構造と使われる植物の種類と加工の関連」
14時15分 発表2 本間一恵「縄文時代のかごとその技術」
14時40分 発表3 上羽陽子「線状物を生みだす人類の知恵」
休憩 15分
14時55分 コメント 中谷文美(岡山大学教授)
15時10分 総合討論
16時20分 閉会

【発表者プロフィール】
関島寿子(かご制作者、多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイル客員教授)
長年バスケタリーの実例を観察し、その造形的可能性を再発見し、植物素材を用いて、現代的な視点で立体を制作してきた。作品を個展や繊維造形の展覧会で発表するとともに、制作の実際をふまえた造形論や構造論を展開している。著書『バスケタリーの定式』(住まいの図書館出版局)、『Basketry』(英文)(Kodansha International)。

本間一恵(バスケタリーニュース編集人)
編み組みの構造に興味を持ち、バスケタリー作品の制作をしながら、かごのコレクションや関連記事の執筆をしてきた。低湿地遺跡からの編組品発掘が増加した近年は、先史時代のかごの復元にも携わる。著書『クラフトテープでつくる』 (日本ヴォーグ社)、共著『さらにわかった! 縄文人の植物利用』(新泉社) 。

上羽陽子(国立民族学博物館准教授)
専門は民族芸術学、染織研究。特にインドを対象として、つくり手の視点に立って染織技術や布の役割などについて研究。近年は、インド北東部アッサム地域のタケや野蚕の資源利用の現場で調査を進めている。近著に『インド染織の現場 つくり手たちに学ぶ』(臨川書店)。


チラシのダウンロードはこちらから
 


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【写真キャプション】
01_作品「組・織の間VI」 クルミ樹皮 2017年(提供:関島寿子)
02_個展 2018年 京都ギャラリー日日(提供:関島寿子)
03_佐賀県東名遺跡出土のかごの復元実験(撮影:あみもの研究会)
04_福岡県正福寺遺跡出土の復元品(復元・撮影:本間一恵)
05_インド北東部アッサムでのカゴづくり(撮影:2017年上羽陽子)
06_マダガスカル、ザフィマニリの編み素材の加工(撮影:2013年上羽陽子)

2018/09/18
9月20日(木)より通常通り開館いたします。

9月20日(木)より、特別展「民藝のバスケタリー―籠・笊・蓑―」を含めた全館の展示を、通常通り再開いたします。
大変長らくお待たせし、誠に申し訳ございませんでした。

2018/09/15
ギャラリートーク(9月16日)中止のお知らせ

9月16日(日)14:00~14:30に予定しておりましたギャラリートークは、台風被害で第一展示室が閉鎖しているため中止いたします。
ギャラリートークへの参加を予定いただいていたお客様につきましては、ご連絡が遅くなり多大なるご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。
何卒ご理解とご了承の程宜しくお願い申し上げます。

2018/09/14
今後の開館スケジュールについて

今後の開館スケジュールは下記のとおりといたします。
 
9月15日(土)
   ~17日(月)  第2~第4展示室(無料公開)及びミュージアムショップのみ開館
 9月18日(火)   第1展示室工事のため臨時休館
 9月19日(水)   休館日
 9月20日(木)~  通常どおり開館
          秋季特別展「民藝のバスケタリー -籠・笊・蓑-」開始

台風被害のため開館が遅れ、大変申し訳ございませんでした。
ご理解いただけますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

2018/09/06
台風21号の影響により開館を延期します

台風21号により、展示室、ミュージアムショップのガラスが破損しております。
9月8日(土)より開館を予定しておりましたが、来館者の皆様の安全のため、9月8日(土)
以降当面開館を延期させていただきます。

復旧のめどがたちましたら、当館ホームページとFacebookにて改めてご案内申し上げます。
ご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんが、ご理解いただけますよう宜しくお願い
申し上げます。

The Japan Folk Craft museum, Osaka is closed for the time being under
the influence of Typhoon Jebi.
We sincerely apologize for the inconvenience.

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