展覧会

特別展

春季特別展「丹波の民藝(みんげい)―陶磁と染織―」

春季特別展「丹波の民藝(みんげい)―陶磁と染織―」
期間:平成28年3月5日(土)~7月18日(月・祝)
休館日:水曜日
協力 兵庫県丹波市、丹波布技術保存会

 本特別展では、兵庫県丹波地域で、生みだされた丹波焼と丹波布を展示します。
 六古窯の一つである丹波焼は、民藝運動の創始者・柳宗悦(1889-1961)が、晩年に力を注いで蒐集した陶磁器です。特に柳は著書『丹波の古陶』(1956年刊)のなかで、窯の中で灰が降りかかって偶然生まれる自然釉の陶磁器に、人智を超えた美を見出し高く評価しました。
 丹波布は、草木で染めた手紡ぎの糸による、手織りの木綿布です。「つまみ糸」と呼ばれる絹の屑糸を、間隔をあけて緯(よこ)糸に織り込むことで、独特の風合いが生まれます。元々、佐治木綿と呼ばれ布団地等として地元で親しく用いられてきた縞柄の布を、柳は丹波布と呼び賞賛しました。
 今回は、当館所蔵の丹波焼、丹波布と共に、丹波立杭で作陶を行った生田和孝(1927-1982)の陶芸作品を、併せて約90点展示します。さらに、兵庫陶芸美術館所蔵の丹波焼や、丹波布の復興に尽力した足立康子(1925-2014)の丹波布の作品もご覧いただけます。

記念講演会
「民芸運動と関西」
講師:藤田治彦氏(大阪大学大学院文学研究科教授)
日時:6月26日(日) 13:30~15:00(13:00開場)
会場:国立民族学博物館・第5セミナー室(大阪日本民芸館向かい)
定員:100名(※要予約)
聴講料:300円(民芸館入館料が別途必要)

呈茶
緑豊かな空間で、丹波の器と布を愛でながら、ほっと一服お楽しみください。
担当:大阪日本民芸館友の会有志
日時:6月26日(日) 11:00~16:30
会場:大阪日本民芸館・渡り廊下
料金:600円(お抹茶とお菓子付) ※民芸館入館料が別途必要、予約不要

みんげい市
関西圏で活躍されている作り手の方々にお越しいただき、陶磁器・木工品・染織品などの展示即売を行います。
日時:5月14日(土)、5月15日(日) 10:00~17:00
会場:大阪日本民芸館正面入り口前・中庭

みんげいゼミ
「丹波の壺」
講師:弓場紀知氏(兵庫陶芸美術館副館長)
日時:4月24日(日) 14:00~15:30(13:30開場)
会場:大阪日本民芸館・会議室
定員:20名(※要予約)
聴講料:300円(民芸館入館料が別途必要)

「丹波布の魅力」
講師:小野絢子(大阪日本民芸館学芸員)
日時:7月10日(日) 14:00~15:30(13:30開場)
会場:大阪日本民芸館・会議室
定員:20名(※要予約)
聴講料:300円(民芸館入館料が別途必要)

丹波布ワークショップ―糸紡ぎ、機織(はたおり)、栞(しおり)作り」◇
月日:6月5日(日)
時間:10:30~12:00、14:00~15:30
講師:丹波布技術保存会 技術者協会の方々
場所:大阪日本民芸館2階・和室
定員:各回12名※要予約
参加費:800円※別途民芸館の入館料が別途必要

※講演会、呈茶、みんげいゼミ、ワークショップのお申し込みは、大阪日本民芸館 TEL.06-6877-1971 まで

ギャラリートーク(学芸員による展示解説)◇
各回14:00~14:30 ※申込不要、民芸館入館料が別途必要
3/19(土)、27(日)、4/9(土)、17(日)、5/5(木・祝)、22(日)、6/11(土)、19(日)、7/3(日)、16(土)

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